キョン「Zzz……」
ハルヒ「ちょっと、キョーン? あら、寝てるわね」
ハルヒ「起きてるときもマヌケな顔だけど、寝てるときもマヌケな顔してるわねぇ、うちのアホキョンは……」
つんつん
キョン「(ん……うん)」
ハルヒ「ま、突っついたくらいじゃ起きないか。それっ」
むぎゅっ
キョン「ででででで、痛い痛い痛い!」
ハルヒ「ほら、起きなさい、キョン!」
キョン「ちょ、おい、ハルヒ! なんでいきなり人のほっぺたをつねり上げるんだよ!?」
ハルヒ「ふつーに起こしたって、アンタは起きないでしょうが」
キョン「いや、寝てるんだから、寝かせといてくれても……」
ハルヒ「だーめ。せっかくの休日なのよ? だから、二人でどっか遊びに行くわよ!」
キョン「どっかって……どこへ?」
ハルヒ「どこでも良いじゃない。とにかく行くの!」
キョン「……あー、そうかい……」
ハルヒ「さっさと支度しなさいよ? 玄関で待ってるからね」
キョン「分かった、分かった……。はぁ、俺に平穏なる休みは、無いか、やっぱり」
キョン「ま、だからこそ楽しいんだけどな。おーい、待てって!」